ふくつなぎ 292

2016年10月21日(金)

19人目  「子育ちの種をまく人」〜その1〜 つやざきアンビシャス広場代表 橋内京子さん

放課後の津屋崎小学校にできる子どもの居場所『つやざきアンビシャス広場』。立ち上げ人で代表の橋内京子さんは、アンビシャス運動*が始まった当初から広場の運営に関わっています。

きっかけは、わが子。子どもの遊びにTVゲームが入りこみ、公園からは群れて遊ぶ子どもの姿が消え、遊び仲間ができにくい状況でした。「放課後の遊び場を作りたい」と始めたものの、平成14年に小学校で開催するまでは紆余曲折(うよきょくせつ)ありました。県外の小学校で事件が起き、地域の人々を学校からしめ出そうとする風潮の中、津屋崎小学校では「顔なじみの大人が学校にいるほうが安全」と逆転の発想。当時の校長が「子どものために種をまけ」と活動を支えてくれ、嬉しくて涙を流したといいます。

あれから15年。赤ちゃんを抱いて広場に子どもを迎えにくる母親に、かつての自分の姿を重ね合わせます。「わが子にしてあげられなかった体験を子どもたちに」と月に一度、校外での体験活動『アンビ塾』を開催。「どこでも遊び場になるよ」と通学路でウォークラリーを行うなど、遊びの大切さを知る橋内さんならではの企画にアンビ塾を心待ちにしている子どもも多いとか。

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*アンビシャス運動は福教大の横山正幸名誉教授が提唱し、平成13年に県民運動として始まりました。

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「先を見て、子どもに必要なことをやってあげることが大事」と、自炊する力が身につくよう料理塾を開催!

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塾スタッフとして参加する卒業生。「あの時こうだったね」と思い出を語り合えるのも広場の魅力の一つ。

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「出会いで変わる。色々な人に会えばチャンスも与えられる」。地域の人と関わる広場は理想的と話します。

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地域の子どもを育てる第一歩は“あいさつ”。「おかえり」など、まずは大人から近所の子どもに声をかけて。